2019年3月31日 利休忌

Rikyuki
Nichiren Shu Beikoku Betsuin
Sunday, March 31, 2019

 3月31日(日)午後1時より、日蓮宗米国別院においてロサンゼルス協会主催の利休忌が執り行われた。 
 席入りの後、手向の花寄之式が始まり、ちょうど咲き始めた春の花々を、淡々斎による利休居士画讃、“静寂”に供えた。
 その後、亭主により点てられた供茶を床に供え、参列者一同で、合掌を捧げた。今回の貴人点薄茶点前は、2月に逝去された松本宗静先生が好まれた、「朝鮮唐津一重口水指」、「花筏薄器」、先生の生徒さんでいらしたジョン・リン氏造の蓋置など松本先生を偲ぶお道具立てで執り行われた。
 呈茶の後は、藝術学博士朴珉廷(パクミンジョン)氏により『そそうの哲学』をテーマにご講演をいただいた。
「上をそそうに、下を律儀に」、山上宗二記にて提唱された『そそう』は茶人の在り方、数寄茶湯の原点であることを長年の研究結果発見され、その内容は多くの人に感銘を与え、利休居士の侘び茶の真髄を学ぶ素晴らしい機会となった。

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