全米パブリック・アジャスター協会 年次総会2024 年 6 月 14 日VEA ニューポートビーチ・マリオット
全米パブリックアジャスター協会の年次総会が、VEA ニューポートビーチ・マリオットで開催された。次期会長マット・ブラムキン氏のご夫人が日本文化を会員の配偶者たちに紹介したいと希望され、特別イベントとして茶道デモンストレーションが行われ、アメリカ各地から集まった 30 人のゲストにお菓子とお茶がふるまわれた。
多くの参加者にとって、茶道に触れることは初めての経験だった。亭主、ギル宗美氏が御園棚で茶を点て、半東はグテレス宗結氏が務めた。 正客にはダフィー宗羽氏が席入りし、次客として参加したマット氏の母ルース・ブラムキン夫人に客の作法を伝えた。
荘られた色紙は、永井宗圭先生筆の『無事』。この意味は「恙無く平穏に」という以上に、『どんな境遇にあっても、良い事であれ悪い事であれ全てを受け入れること』と説明された。華やかな赤の蓋の染付に竹絵が描かれた水指、能登地震を偲び選んだ、輪島塗桔梗蒔絵の棗、いちょうの葉が描かれた漆塗りの茶杓で銘を「佳日」とした道具が用いられた。
ブラムキン夫人は、このイベントへの参加者数が過去最高であり、日本の文化を同行された配偶者の方々と分かち合うことができた事をとても喜んでいた。参加者一同にとって一週間にわたる会議を高揚した気分で締め括ることができたことに、私たちも喜びを感じた。