2023年5月28日、高齢者を守る会は、カリフォルニア州パサデナにある秀明ホールで第2回ファンドレイシングバザーを開催した。 裏千家淡交会ロサンゼルス協会もこのイベントに参加し、午後12時、2時、3時に茶道デモンストレーションを行った。 御園棚が屋外に設置され、参加者は椅子に座りながらお点前と大島宗治氏による日本語のナレーションを楽しんだ。 阿部宗真幹事長が先導し、ロビンソン宗心氏の協力もあり、デモンストレーションが執り行われ、参加者にお茶とお菓子が振る舞われた。 点前は森上宗豊氏、グテレス宗結氏、吉川宗優氏らによって行われた。

雰囲気、気持ちを整えるために、「お茶でも召し上がって行ってください。」という意味の「喫茶去」の色紙を飾り、参加者が設置されたさまざまなブースを散策しながら、座ってゆっくりする時間となるよう工夫した。 クラマチスやサクラソウなど季節の花々を生け、春の終わりと夏の始まりを参加者に感じてもらえるように演出した。今回のテーマ、また銘は、若葉の香りを漂わせて吹く初夏の風という意味も込めて「薫風（くんぷう）」とした。 この日は、境内に美しく植えられた花々がそよ風にそよいでいた。屋外で映えるような道具の取り合わせもした。

参加者は私たちが日本文化を共有できる場を設けた事に感謝し、近い将来にまた参加できるイベントを期待する声もあった。