宗旦忌2025年11月16日日蓮宗米国別院
11月16日、ロサンゼルスのボイルハイツにある日蓮宗米国別院にて宗旦忌が営まれた。このイベントは千家三代元伯宗旦居士(1578~1658)の生涯を偲んで行われた。57名のゲストと会員が彼の遺徳を称え参列した。
宗旦居士への供茶は、石塚社中、マシアンダロ社中が担当し、亭主を ギル宗美氏、半東をマシアンダロ宗恵氏、正客をジョンズ宗康氏、次客を児玉宗信氏、末客をグテレス宗結氏が務めた。
同時に行われた他向けの花寄せは、若山宗真氏、上原宗美氏、川田和子氏、アニー ・オザタラー氏、財満直子氏が務め、季節の美しい花を葦屏風にかけられた様々な花器に一つずつ供えた。
床の間には、福本積應老師筆の「閑座聴松風(かんざしてしょうふうをきく)」が掛けられ、亭主により一碗が供えられ、参加者一同は宗旦居士の遺徳を偲んで静かに合掌した。
最後に、前松本宗静社中のチャーノフ宗元氏、ガルシア宗勇氏、広瀬宗理氏、阿部宗真氏、河村宗津氏による濃茶付花月が行われた。解説は大角宗孝が務め、複雑な花月の点前を宗旦居士の功績や言葉を添えて説明された。
法要は穏やかさと裏千家の伝統への敬意の気持ちをもって閉会となった。




