2025年3月12日 SAGES学会ウェルネスアクティビティ

SAGES学会ウェルネスアクティビティ
2025年3月12日(木)
ロングビーチ・コンベンション

2025年3月12日、SAGES(Society of American Gastrointestinal and Endoscopic Surgeons)学会の年次総会が、ロングビーチ・コンベンション&エンターテイメント・センターにて開催された。本学会は、世界各国より3,000名以上の外科医が参加し、最先端の医療技術や知見の共有を目的とした大規模な国際学会である。本年の総会において、日本内視鏡外科学会代表であり、SAGESプログラム委員を務める北海道大学の渡邊祐介氏より、SAGES学会のウェルネス・アクティビティの一環として日本文化を紹介する茶会の実施が提案された。これを受け、茶道デモンストレーションが開催され、20名の参加者にお菓子とお茶が振る舞われた。

亭主をダフィー美香氏が務め、御園棚にて点前を披露した。半東は吉川優美子氏が担当し、 正客・次客には参加者が席入りした。 また、解説はスコット・バーナー氏が担当し、茶道の歴史や、掛けられた色紙「和敬清寂」の意味について、点前の進行に合わせて所作に説明がなされた。

本茶会を通じ、参加者は日本文化の奥深さに触れ、茶道における「侘び寂び」の精神や「和敬清寂」の理念を学ぶ機会を得た。お茶をいただく作法を通じて自己と他者を見つめ直すことの意義についても、渡邊氏は深い感銘を受けたと述べていた。

今回の茶会が、参加者にとって忘れがたい体験となり、今後の文化交流の一助となることを願ってやまない。