毎年ロサンゼルス、リトル東京で開催される二世週祭も今年で83回を数え、裏千家ロサンゼルス協会のデモンストレーションでは、日米文化会館 にて16社中が夏の趣を表現した多様な点前を披露した。 

両日とも午前11時から午後3時30分まで、合計１４席が設けられ、曽根総領事と麻美夫人はじめ、たくさんのご来賓と、前回を超える計390名の来場者が茶券を購入され、呈茶に参加された。

入口では、涼やかな蹲踞をしつらえ、待合席を設けてお客様をお迎えした。また、入口近くには御園棚を設置し、各席の後、ゲストにお茶とお菓子が呈された。デモンストレーションは日米文化会館内の「四畳半茶室」にて行われ、各社中が多彩な道具・棚の取り合わせで、夏の趣向を凝らした点前を披露した。各席には解説者が付き、裏千家の歴史や伝統、披露された点前の内容、茶道文化の多様な側面について説明を行った。

日曜日には二世週祭クイーンとプリンセス一行も来場し、お茶とお菓子を楽しまれた。指導者、幹事、そして友の会会員が一丸となり、本行事を成功に導き、南カリフォルニアの裏千家茶道コミュニティならびに日本文化の普及に大きく寄与した。