2024年1月14日 初点式

初点式
ヒルトン ダブルツリー リトル東京
2024年1月14日(日)

 爽やかに晴れ渡った日の1月14日、裏千家淡交会ロサンゼルス協会恒例の初点式が、リトル東京のダブルツリーホテルで開催され、南カリフォルニア各地から、協会員、友の会会員、在加日系コミュニティからの代表者ら合計116名が参加した。来賓として在ロサンゼルス日本国総領事、曽根健孝氏も参加された。

 金屏風の床には、宗旦居士筆写しの『露路之絵(ろじのえ)』が飾られた。その隣には、当地ハンティントンライブラリーから切って造られた長い青竹の花入れに、長寿、繁栄、再会、旅の安全の象徴である結び柳が飾られ、白と赤の椿も添えられた。

 公式行事の前には呈茶席が設けられ、招待客に薄茶と淡交会有志メンバーで特別に作ったお菓子『なごみ』が振る舞われた。

 初点式は、阿部(アン)宗真幹事長の開会の挨拶に始まり、続いて1月6日に亡くなられた、ロサンゼルス淡交会名誉会長のウェッブ(グレン)宗成博士に黙祷を捧げた。阿部幹事長は若い協会員、幹事を育て、また新しい催しを企画する茶道指導者を、支援し続けてくださった協会員と全ての方々に感謝しますと述べた。

 続いて、堀(ロバート)宗博、ロサンゼルス協会長が新年の挨拶をし、ここ数年お茶の人口は減少し、多くの先生が退職された。しかし、ロサンゼルスでは日本人以外の方々が茶道に興味を持ち、茶道は発展していると述べた。

 今年の点初めは、ロビンソン宗心氏の社中(亭主、上原宗美、中半東、キム宗恵、外半東、吉川宗優、解説、ロビンソン宗心)により執り行われた。点初めの後は、毎年恒例の福引で会場は大いに盛り上がり、宴もたけなわな中お開きとなった。